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2011年05月26日

『軽蔑』 
廣木隆一(監督)、鍋島淳裕(撮影)、森重晃(プロデューサー)トーク

 柳町光男監督『火まつり』以来、26年ぶりの中上健次原作映画となる『軽蔑』。本作はまた、『ヴァイブレータ』『やわらかい生活』以来、廣木隆一監督と森重晃プロデューサーがタッグを組んだ注目作でもあります。
 和歌山県新宮市にある建築家、西村伊作の記念館で撮影が行なわれた縁から、5月15日、西村伊作が創設した文化学院において行なわれた本作の予告編&メイキング試写会。その後、放送映画学科の学生が司会を務めたトークショーでは、廣木監督と森重プロデューサーの他に撮影監督の鍋島淳裕さんも加わって、映画界を目指す若者たちに様々なアドバイスが送られました。
(協力:文化学院 構成:平澤竹識)

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左から廣木、鍋島、森重の三氏

――まずは今回、中上健次さんの「軽蔑」を映画化しようとした理由をお聞かせください。

廣木 ぼくが30過ぎて映画の業界に入った頃に、中上健次さんは憧れの作家だったんですね。彼の小説を映画にした『青春の殺人者』(76)とか『十九歳の地図』(79)とか『赫い髪の女』(79)とか『火まつり』(85)とか、ぼくはそういう作品を見てすごく憧れていて、いつか自分も中上さんの小説を映画にしたいなと思ってたんです。
 あと、最近の映画にはシンプルに男と女が向き合っているラブストーリーが少ないですよね。だから、そういう映画を撮りたいんですけどってプロデューサーの森重さんに相談して、そこから始まったんです。

――本作は和歌山県新宮市で撮影が行われたと伺いましたが、東京から遠く離れた場所で撮影することにはご苦労があったんじゃないですか。

廣木 ぼくら的にはそんなに苦労はなくて、天気ぐらいでしたね。たしかに、車で片道8時間ぐらいかかる遠いところではありましたけど、逆にそれが映画の設定的にはすごく良かった。ただ、プロデューサー的にはいろんな苦労があったと思います。

森重 原作の「軽蔑」では場所が特定されてなくて、三重県の松坂市辺りだろうと言われてるんです。それで映画化を決めたときに、中上さんの生まれ故郷である新宮市に一度行ってみようということで、監督と一緒にお墓参りを兼ねて行きました。地元の人に言わせると、本州のなかで東京から車で移動するには一番遠い場所だそうです。なんでかと言うと、高速道路が和歌山県の白浜の辺りで止まっていて、その先に高速道路がないんですね。だから、東京から青森や下関に行くよりも新宮に行くほうが遠い。予告編でも見ていただきましたけど、赤い鉄橋が熊野川に架かってるでしょう。あそこが三重と和歌山の県境で、あの橋を渡ると新宮市なんです。非常に山の緑が深くて、田舎の地方都市ではあるけれども、珍しいところだなということで、ここで撮影しようと決めました。ただ、役者の出入りとかスタッフの出入りとか、移動という点では大変だったと思います。

鍋島 ぼくとしては、あまり苦労はしなかったですね。本当の場所で撮れるので、嘘をつかなくていい。だから、すごく楽に撮れました。

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――高良健吾さんと鈴木杏さんをなぜ主役に選んだのか、またはお二人にどのような印象を持たれたのかをお聞かせください。

廣木 高良健吾は、ぼくが5年前に『M』(07)という映画を撮ったとき一緒にやってまして、またやりたいなとは思っていたんです。彼は今、いっぱい映画に出ていて、どんどん成長してて今、カズをやったら面白いんじゃないかと思いました。鈴木杏ちゃんはホンをすごく気に入ってくれて、やりたいと言ってくれたんですけど、本当に役者さんの魂を持ってる人だなと思います。

森重 映画にはお金も絡むわけですから、なかなか成立させるのが難しいんですよね。『ヴァイブレータ』のときも脚本が上がってから、キャスティングとお金集めに2年ぐらいかかりました。今回の『軽蔑』も、脚本はこういう方向でいこうと決めてから2〜3年かかった。『ヴァイブレータ』もそうですが、『軽蔑』も女優さんにヌードになってもらわないといけないし、今はそこで勝負してくれる女優さんが少ない。男優さんでも「そういうのはごめんなさい」という方がいますんで、そういうタイプの映画が作りづらいんです。それで今回も時間がかかったところはありましたけど、逆に言えば、時間はかかるけど粘ってやればなんとか成立するんですよね。

――一番思い入れのあるシーンはどこですか。

廣木 基本的には全部なんですが、健吾と杏ちゃんの芝居で面白かったのは、最後に健吾が友達のところに駆けつけようとして、杏ちゃんがそれを引きとめようとするところですね。台本では、机の前で座って話す芝居だったんだけど、出来上がったものは全然違う感じになりました。そこは二人の表情がすごく良くて、一番印象に残ってますね。

鍋島 走り出す車のところで杏さんが「愛してる」と言うんですよね。奥寺(佐渡子)さんが書かれたホンでは、喫茶店の席で向かい合って言う設定だったんですけど、監督が演出していると、いつの間にかああいう風になってしまう。ぼくたちも戸惑って「どうしよう、どうしよう」って撮影したのがとても記憶に残っています。素晴らしい台本なんですけど、廣木監督の場合は、台本を信用しすぎちゃうと当日とんでもないことが起こる(笑)。それが楽しかったりもしましたけどね。

――手持ちカメラのシーンが多かったとお聞きしたんですが、一番大変だったシーンはどこですか。

鍋島 三脚も持って行ったんですけど、あまり使わなかったですね。みなさんも映画とか撮られるときに、手持ちをやられるかもしれませんけど、予告編で出ていたところだと、海岸で二人をロングでずっと撮影しているところがあるんです。あそこも本番前に突然ああいう形で撮影することになったんで大変でした(笑)。

――走るシーンとかあるじゃないですか、あれを追っかけているときとか・・・。

鍋島 一生懸命走ってますね(笑)。新宿の歌舞伎町とかいろいろ走りました。とにかく撮影ってお芝居に食らいついていくというか、ずっと寄り添っていくということだと思うので、相手が走ったらこっちも走らなきゃいけないという想いで一生懸命やってます。

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――森重さんに質問なんですが、プロデューサーという仕事がいまいちイメージできてないんですけど、普段どういうことをされているんですか。

森重 普段は酒を飲んでるだけですよ(笑)。ただ現場的に言うと、監督は助監督の一番下っ端から始めるし、プロデューサーも制作部の一番下っ端、制作進行の助手から始めるのが普通ですね。ぼくの場合は自主映画から始めて、20代前半のときにプロデューサーとして一本映画を作って上映までやったりしたんですけど、25のときに東京へ出てきて商業映画の制作助手につきました。
 撮影所があった頃は、企画をやる人と現場全体を予算内にはめていく人、企画プロデューサーと現場プロデューサーという二つの大きなプロデューサーがいて、その上に映画会社の社長という大きなプロデューサーがいたんです。今は俗に言う“町場”の制作プロダクションが増えていて、なかにはテレビもやってるプロダクションがある。そういうところのプロデューサーが何をやるかと言うと、こういう原作をこういう監督でこういう役者でやったらこうなるんじゃないかと企画する人もいるし、それに加えて予算を集めて現場のスケジュールや予算の管理までトータルでやる人もいる。要するに、お金を集めて、配給を決めて、映画を作って、公開までやる。そういうことをトータルに見るのがプロデューサーの仕事ですね。

――森重さんは『ヴァイブレータ』(03)、『やわらかい生活』(06)に続いて廣木監督とは三本目ですね。

森重 廣木監督とは知り合ってから20年以上になるのかな。彼はピンク映画出身で、ぼくは自主映画出身だったんですが、ずっと酒だけは一緒に飲んでたんです。それが『ヴァイブレータ』で初めて一緒に仕事をすることになった。古い話ですが、80年代初めにディレクターズ・カンパニーという映画会社が出来たとき、そこには日活撮影所出身とピンク映画出身と自主映画出身の監督たちが集まってたんですね。だから、今それと同じことを二人でやってるのかもしれません。

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会場風景

――この映画のタイトルは『軽蔑』なんですが、最近、軽蔑したり軽蔑されたりしたことはありますか。

廣木 普段ほとんど軽蔑されることしかやってないんで・・・というのは嘘ですけど(笑)、最近は原発とか東電絡みのことでいろいろ出てくるんでちょっとムカついてます。

鍋島 軽蔑・・・難しいですね、ちょっとニュアンスは違いますけど、このあいだ韓国料理をいっぱい食べて電車に乗ったときかもしれないですね(笑)。

森重 軽蔑って言葉を普段あまり使わなくなってきてるじゃないですか。それは軽蔑って言葉が必要以上に重く受け止められてしまうからだと思うけど、そういう今の日本ってどうなんだろうね。まあ、酔っぱらってるときはいつも軽蔑されているようなものですよ(笑)。

――この文化学院の放送映画コースの生徒は、映像、メディア系の業界を目指しているんですけど、この業界を目指したきっかけをお聞かせください。

廣木 昔、アテネ・フランセで「映画技術美学講座」というのがあって、寺山修司さんとかが教えてたんですけど、友達に誘われてそこに行ったのがきっかけですね。本当に映画を作りたい人とか仕事にしたい人たちが大勢いて、そこで知り合いになった人の自主映画を手伝ったりしてたんです。書いた脚本をピンクの映画会社に持って行って「撮らせてほしい」と言ったりしてたんだけど、経験がなかったんで映画会社の人に「まず助監督からやりなさい」と言われて、「じゃあ、監督を紹介してください」って助監督になったんですね。それで付いた監督に「ピンク映画の助監督を3年やって監督になれなければ、才能ないと思ってやめたほうがいいよ」って言われて、3年ちょっと我慢したらたまたま監督になって今に至ってます。

鍋島 中学生ぐらいのときに漫画が好きでいっぱい読んでたんですけど、『スターウォーズ』(77)を見に行ったら、それがとても劇的でかっこ良かったので、映画をやりたいなと思ったところからいろいろ始まってると思います。その前から、映画はテレビでやってたマカロニ・ウェスタンとか好きだったんですけど、直接的なきっかけは『スターウォーズ』だったと思います。
 この業界に入ったのは、ぼくの大先輩のカメラマンに「映画の世界に入ってカメラの仕事がしたいんですけど、よろしくお願いします」と挨拶したら、撮影所に連れて行っていただいたんですね。全くカメラのことは分からなかったんですけど、機材を運んだりするところから始まり、1年間現場に行って機材を運んだり雑巾で拭いたりしているうちになんとなく覚えてきて、10何年そういう生活をしていたら、いつの間にかカメラマンになれたんですけど(笑)。だから、ずっと居るといつの間にかなれるような気がしますね。

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森重 ぼくは学生のときに、高校と大学の映研を集めた上映団体をやっていて、劇団の人間と付き合いが出来たんですよ。その人が「おれが200万用意して監督を連れてくるから、おまえプロデューサーやんないか?」って言うんですね。その人が連れて来たのが井筒和幸という監督だったんですが。200万の予算で、16ミリで、その人の劇団のドキュメンタリー『足の裏から冥王まで』を作ったのが映画を始めるきっかけです。それは商業映画ではないですけど、そういうところから始めて、東京に来て制作進行から始めたという形でした。
 今の業界は、廣木監督や鍋島キャメラマンみたいに、どこかの会社に所属しているわけでもなくて、俗に言う「フリー」という形でやってる人のほうが多いんですよ。日本に監督が何人いるかっていうと、なかなか想像つかないでしょう。一応、日本映画監督協会というのがありますけど、そこに600人〜700人ぐらいの監督が所属していて、そこに入ってない人もたくさんいる。おそらく「演出家」って幅広い意味で言ったら2000〜3000人ぐらいいるんでしょうけど、それだけの人が年に一本映画を撮れるかといったら、それは絶対に撮れない。日本映画って年間だいたい400本ぐらいなんですね。だから、映画だけをやってこの業界で生きていくのはしんどいかもしれない。みんな、なんとか長く続けようという意識だけでやってるんじゃないかな。

――最後の質問になりますが、映像制作を志す方に一言メッセージをお願いします。

廣木 プロデューサー、監督、脚本、撮影、照明といろんなスタッフがいるけど、映画って一つのグループによる創造なんで、撮りたい人が監督になればいいし、キャメラ持ってる人がキャメラマンになればいいし、お金持ってる人がお金出せばいいんで・・・。

森重 お金を持ってるかどうかは別だけど・・・(笑)。

廣木 それで撮った後に、また同じチームで、監督を違う人がやって、撮影を違う人がやってということでも成立はするんですよ。ただ、そのなかで何がやりたいのかを考えなくちゃいけないし、出来た映画をちゃんと批評してもらわなくちゃいけない。やっぱり映画って誰かに伝える、何かを伝えるってことが大事だと思うんで、必ず誰かに見てもらうということをしないといけないと思いますね。

鍋島 ずっと一つの事を好きでいつづけることが大事なんじゃないですかね。それはとっても難しいことだし、異性でも一人の相手をずっと好きでいるのは難しいことだと思うんです。でも、映画でもCMでも何でもいいから、自分がやりたいと思ったことをずーっと好きでいつづけてくれたらいいなあと思います。

森重 今はいろんな学校が出来て、映像の世界を目指す学生さんが増えてますが、基本的に言えるのは、「もっと映画を見てください」。日本映画をほとんど見てない人から「日本映画を作りたい」と言われても、「あ、そうですか」としか言いようがないところがありますね。先輩の映画を見て、嫌いなら嫌いでいいんですよ。こんな映画だったら、俺たちが作るほうがいいとか、せめてそのぐらいのことを思ってくれないと長続きしない。逆に言えば、こういう映画が好きだってものは確実に見つけたほうがいいと思います。それは洋画でもいいんですけど、自分なりに好きな映画と嫌いな映画を見極めるためにも、とりあえずは数見てください。

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――それではここから、会場の皆様からの質問をお受けいたします。

観客1 映画を作るうえで、出演してもらいたいと思うのはどのような俳優でしょうか。

廣木 最近はまず企画というか脚本があって、この枠のなかで誰がいいんだろうっていうのはすごく考えて出演してもらってはいるんですけど、漠然と「どんな人とやりたいか?」と言われると難しいですね。基本的には、やわらかいものを持ってる人とやりたいなあとは思います。

森重 そりゃあ、お客を呼べる役者さんですよ(笑)。と言っても、その基準が今は曖昧なんですね。昭和30年代ぐらい、『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)の時代が映画館に一番お客さんが入ってたんですよ。その頃は間違いなくスターで入ってるんですね。石原裕次郎さんだったり、小林旭さんだったり、中村錦之助さんだったり、高倉健さんだったり。
 今はおそらく「スター」という感じじゃなくて、映画のなかでこの人がどういう役をやってるのかとか、映画を見に行く基準が複雑になってる。『軽蔑』で言うと、「ラブストーリーを高良健吾くんと鈴木杏ちゃんがやってる」と。それでどんなラブストーリーかっていうと、「中上健次さんの原作」だと。そこで、こういう映画だったら見てみようかなと思う人とそうじゃない人に分かれるんですよね。だから、これを全く無名な二人でやるのがどうかっていうと、お金を出す側もお客さんもしんどいのかもしれないとか、そういうバランスはプロデューサーとして正直いろいろと考えます。
 ただ、映画を作る過程で脚本を元にいろんな人と話し合いをするんですけど、どっかで「これをやりたい」と言ってくれる役者さんとの出会いがないと、映画ってなかなか成立しないんですよ。そういう意味では、いろんな役者さんに興味はありますし、作品を持って出会いを見つけていきたいなとは思ってますけどね。

観客2 監督に質問したいんですけど、今の映画業界はエンターテイメント性の高い、みんなで盛り上がれる『踊る大捜査線』(98)みたいな映画がすごく流行るじゃないですか。そんななかで、どうしてR15指定の作品を『軽蔑』という堅い感じのタイトルで撮ろうと決意したんですか。

廣木 『踊る大捜査線』のPART4の仕事がきたら、ぼくはやりますよ(笑)。で、『軽蔑』もやります。映画って『踊る大捜査線』が全てではないし、いろんな映画があっていいと思ってるんですね、伝えたいこともいっぱいあるし。『軽蔑』が『踊る大捜査線』みたいなヒットの仕方をしたら映画業界も変わると思うけど、それはないと思います。でも、ぼくはそういう映画も見て育ってきたんで、それはそれで大事にしていきたい。一方で、自分のやった映画を見てくる人が全国にどのぐらいいるかな、ということにも興味があるので、『踊る大捜査線』のような映画もやってみたいと思いますね。

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観客3 廣木監督と森重プロデューサーにお聞きしたいんですけれども、監督とプロデューサーから見て、脚本家に必要な要素というのを聞かせていただけますか。または、脚本家を目指す人間へのアドバイスでもかまいません。

廣木 脚本は映画の設計図だし、脚本が出来たときに映画の70〜80パーセント以上は出来ちゃうというぐらい大切なものなんですよね。キャスティングも脚本で変わったりするし、脚本で交渉もする。だから、一本の映画を見て、その脚本を読むってこともやったほうがいいと思います。結局、文章力だと思うんで、いろんな勉強が必要なんじゃないですか。

森重 さっき監督を目指す人はたくさん映画を見てくださいと言いましたけど、脚本家を目指す人は他人の脚本も読むべきだと思いますね。
 あと、今の若手の人たちは読んでるものとか知識量の幅が狭すぎるんじゃないかなあという気がします。もっと一般的なものとか、時代的なものも、見たり読んだりする必要があるかもしれない。この前も、知り合いの監督から電話があって、この時代のこの地域の話をやりたいんだけど、誰かこういうことを発想できるシナリオライターいない? という電話がきたんですよ。でも、そういうものが書ける若い人は思いつかなかった。思いつくのは、大ベテランとかもう亡くなってる人とかなんですね。
 今は映画全体、映像全体の幅は広がっていて豊かなようにも見えるけど、見方を変えれば、本当の意味で作品の幅は広がっていないのかなっていう気もするんです。そのときに、脚本家を目指す人はもっともっといろんなものを見てほしいし、いろんなものを読んでほしいし、いろんな歴史を知ってほしい。そういう歴史を知ってる人のほうが、今を生きてる若い人たちの、今の時代の映画を書けるんじゃないかなあと思います。

――ではこれで質問タイムを終了させていただきます。最後に、この映画の見所を話していただけますか。

廣木 「これで質問タイムを終わります」って、今なんか合コンやってる気持ちになってきたんだけど・・・(笑)。まあ、見所は満載なんで、ぜひ見てください。人間関係が濃い映画なんで、この二人はどうしてこういうふうになるんだっていうのを考えてもらうのもいいと思うし、映画を見て中上さんの小説を読んでみたいなと思ってもらうのもいい。音楽もメチャクチャかっこいいのを使ってるんで、ぜひ劇場で見てもらえると嬉しいです。

鍋島 こんな映画もあるんだ、スゲーって思うと思うんで、ぜひ見てください。そうすると、世界が広がると思います。

森重 見に行くときは、友達を必ず連れていくんですよ(笑)、一人だけで行かないように。この映画を今の10代後半、20代の人たちがどう見るのかなっていうのは非常に興味深く思っているので、この二人の恋愛を見てどう感じるのか、見たらその感想を教えてください。



『軽蔑』
監督:廣木隆一 
原作:中上健次 脚本:奥寺佐渡子 プロデュース:森重晃 
企画:嵐智史 / 内田ゆき 志摩俊樹 プロデューサー:大森氏勝 湊谷恭史 
音楽プロデューサー:池畑伸人 撮影:鍋島淳裕 照明:豊見山明長
録音:深田晃 美術:丸尾知行 編集:菊池純一 助監督:久万真路
出演:高良健吾 鈴木杏 大森南朋 緑魔子 小林薫
忍成修吾 村上淳 根岸季衣 田口トモロヲ
(C)2011「軽蔑」製作委員会

6月4日、角川シネマ有楽町、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

公式サイト http://www.keibetsu.jp/index.html


【映画『軽蔑』公開記念イベント〜五分五分〜】
映画『軽蔑』の公開に合わせ、スチール写真他の展示とライヴ、トークショウなどのイベントを開催

〈会期〉
6月3日(金)〜14日(火)

〈LIVE〉
6月9日(木)
19:00open 19:30start
charge¥2000(+ドリンク¥500)
出演:organic stereo & omu-tone

〈トークショウ〉
6月6日(月)鈴木杏×廣木隆一監督
6月7日(火)村上淳×廣木隆一監督
6月10日(金)いとうせいこう×廣木隆一監督 「中上健次・軽蔑」

トークショウ各日共通
19:00open 19:30start
charge ¥1000(+ドリンク¥500)

〈会場〉
Gallery it's
渋谷区猿楽町2-7 シャトーソフィア6F
03-3461-7887 http://www.gallery-its.com/

posted by 映芸編集部 at 13:18 | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする