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2011年08月05日

映芸シネマテークvol.9のお知らせ

9月2日(金)
『親密さ(short version)』


 第2回で評判を呼んだ『PASSION』の濱口竜介監督を再びゲストに迎え、現在製作中の新作『親密さ(short version)』を上映する。『親密さ』は3部構成、4時間弱の長編映画として完成予定だが、その中の第2部を為す今回の短縮版は、劇団「らせんロール」による平野鈴演出、濱口竜介脚本の舞台劇「親密さ」の公演の記録映像から構成されている。
 「グレンギャリー・グレン・ロス」に続き「おやすみ、かあさん」が11月末から上演される青山真治監督、『東京人間喜劇』『歓待』と青年団での映画製作を続ける深田晃司監督など、近年映画監督と演劇との関わりが少なからず話題を呼んでいる。更には爆音映画祭の活況も手伝ってか、ライブを撮影した、もしくはライブシ−ンが見せ場となっている作品も増えつつある。しかし映画が演劇・ライブと関わりを持つのは決して珍しい試みではない。濱口監督がここ1、2年の動きだけを見て演劇と関わりのある映画に挑戦したとは思えない。『親密さ』は闇がベースとなっている簡略化された背景や、不意に挿入される観客席からの眼差し、そして奇妙な切り返しが象徴する人物たちの距離感など、単に演劇を記録しただけに留まらない緊張感をもたらしている。また本作はツイッターという装置が、現時点で最も美しくドラマ上に登場する映画でもある。
 上映後、濱口竜介監督と荻野洋一氏(映像演出・映画評論)とのゲストトークを予定。

※本イベントは予約で満席となりましたので当日券はございません。悪しからずご了承ください。

『親密さ(short version)』
シネマテーク10回目「親密さ」スチール.jpg
監督・脚本:濱口竜介
舞台演出:平野鈴
撮影監督:北川喜雄 舞台撮影:飯岡幸子 加藤直輝 長谷部大輔 
音楽:岡本英之 ギター演奏:浜本亮 
出演:佐藤亮 伊藤綾子 手塚加奈子 新井徹 菅井義久 香取あき 
製作:ENBUゼミナール 
(2011年/136分)

監督プロフィール
濱口竜介:1978年生まれ。東京大学卒業後は自主制作と並行して映画、テレビの助監督を務めた後、06年に東京藝術大学院映像研究科に入学。在学中に長編『SOLARIS』『PASSION』などの監督・脚本を手掛け、特に『PASSION』は2008年のサンセバスチャン国際映画祭、東京フィルメックスのコンペに出品されるなど、国内外の映画祭で上映された。ほか監督作に『永遠に君を愛す』(09)、日韓共同製作作品『The Depths』(10)など。


開場:19時 開演:19時30分

トーク:
濱口竜介(『親密さ』監督・脚本)
荻野洋一(映像演出・映画評論)

会場:人形町三日月座B1F  Base KOM
http://www.mikazukiza.com/map/index.html
中央区日本橋人形町1-15-5柏原ビルB1F 電話03-3667-0423
人形町駅A2番出口より徒歩1分、水天宮前8番出口より徒歩1分

入場料金:1500円

※ 当日はDV-CAMもしくはDVD上映になります。
※ 予約は電話、メールにて承ります。下記まで、お名前、連絡先(電話番号/メールアドレス)、枚数をお知らせください。予約にて定員(30名)となった場合、当日券はございません。

主催:映画芸術、coffee & pictures人形町三日月座
予約・問い合わせ:映画芸術 編集部 電話:03-6909-2160
メール:eigei★y7.dion.ne.jp  ★を@に変換してご入力ください

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2010年08月06日

映芸シネマテークvol.8開催のお知らせ

9月6日(月)
『東京人間喜劇』


 『東京人間喜劇』は、バルザックの小説を原作とする静止画アニメーション『ざくろ屋敷』(06)で注目された新鋭、深田晃司が2008年に発表したオールキャスト劇団青年団による実写作品である。三つのエピソードからなる本作は、あるエピソードでは主役に設定された人物が別のエピソードでは脇役として登場するという形式を持っており、そのような話法でしか語りえない確固たる世界観を提示する一方、俳優自身の個性を活かした人物造形や即興芝居の導入によって不確定要素を映画内に呼び込み、絶えず生成過程にあるような画面の瑞々しさを獲得しようと試みている。
 これまで国内では上映機会の少なかった本作だが、ローマ国際映画祭やパリシネマ国際映画祭に正式出品されたほか、大阪のシネドライヴ2010で大賞を受賞するなど、完成から一年以上経過した今もなお評価は高まり続けている。しかし、現時点で劇場公開の目処は立っておらず、この機会での鑑賞をぜひともお勧めしたい作品である。

『東京人間喜劇』
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監督・脚本・編集:深田晃司
総合プロデューサー:平田オリザ プロデューサー:宮田三清 助監督:鹿川裕史
出演:足立誠 井上三奈子 荻野友里 角舘玲奈 志賀廣太郎 根本江理子 古舘寛治 山本雅幸
(2008年/日本/134分/カラー)

映芸ダイアリーズによるクロスレビューはコチラ


開場:18時 開演:19時

トーク:
深田晃司(『東京人間喜劇』監督) 
荒井晴彦(本誌編集長・脚本家)
※予定

会場:シアター&カンパニーCOREDO
千代田線乃木坂駅2番出口すぐ右隣のビル地下1階
港区赤坂9-6-41 乃木坂ビルB1
電話 03-3470-2252
http://www.tc-coredo.join-us.jp/

入場料金 当日1,500円 予約1,300円(1ドリンク付き)

* 当日はDVDもしくはHD上映になります。
* 予約は電話、メールにて承ります。下記まで、お名前、連絡先(電話番号/メールアドレス)、枚数をお知らせください。予約にて定員(45名)となった場合、当日券はございません。

主催:映画芸術+シアター&カンパニーCOREDO 企画制作:映画芸術
予約・問い合わせ 映画芸術編集部
TEL:03-6909-2160 FAX:03-6909-2161
メール:eigei★y7.dion.ne.jp  ★を@に変換してご入力ください


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2010年04月14日

映芸シネマテークvol.7 開催のお知らせ

6月1日(火)
 『台湾人生』
 『緑の海平線〜台湾少年工の物語〜』


日本統治下の台湾で日本語教育を受けた「日本語世代」5人の現在を追った酒井充子監督『台湾人生』、第二次大戦中に日本政府の募集を受け海軍の少年工となった台湾の人びとの記憶を辿る郭亮吟監督『緑の海平線』。前者が人物の記憶と感情に寄り添うのに対して、後者は映像、写真、史料を土台に人物の言葉を検証していく体裁を採る。そのせいか、日本と台湾それぞれの作り手が召還する日台関係の歴史は時として交錯し、時として反発し合う。この二作を同時に見ることで、日台関係の戦中戦後史を、そして歴史と向き合うドキュメンタリーのあり方を考えてみたい。トークゲストとして、『台湾人生』の酒井充子監督、『緑の海平線』の藤田修平プロデューサーのほか、テレビドキュメンタリーのディレクターとして活躍する渡辺考さん、そして脚本家で「映画芸術」編集発行人の荒井晴彦が参加。上映作品だけでなく、その後のトークも必見である。

『台湾人生』
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監督:酒井充子
撮影:松根広隆 音楽:廣木光一 編集:糟谷富美夫 
プロデューサー・録音:田辺信道 制作:協映 配給・宣伝:太秦
(2008年/日本/81分/カラー)
http://www.taiwan-jinsei.com/

第11回ゆふいん文化・記録映画祭松川賞大賞・観客賞
文化庁映画賞2008(文化・記録映画部門)大賞

『緑の海平線』
緑の海平線(小).jpg
監督:郭亮吟 
製作:藤田修平 撮影:劉吉雄 音楽:Tibor Szemzo
(2007年/日本・台湾/60分/カラー)
http://www.quietsummer.com/Emeraldhorizon/SEnteringJ.html

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2010年02月17日

映芸シネマテークvol.6開催のお知らせ

3月2日(火)
上映作品『南京・引き裂かれた記憶』


日中それぞれの当事者が一九三七年の南京で起きた虐殺、強姦などの実態を語る証言ドキュメント。この作品を前にして、南京大虐殺の有無を検討することはもはや意味がないだろう。なぜなら、ここで発せられる数々の肉声が、虐殺があったかどうかという問題を超えて、戦争の本質を鋭くあぶりだしているからだ。また、この作品を前にして、映画的な表現の有無を吟味することもやはり意味がないだろう。なぜなら、ここで語っている数々の人々が、すでに映画的な感情を湛えているからだ。歴史の正確な記録を残そうとする作り手のインタビューは愚直なまでに実証的であり、それらの映像をつなぐ編集・構成の手つきにも作為的な意図はほとんど認められない。映画としての創意は乏しくとも、だからこそ逆に当事者たちの証言が真に迫ってくるという逆説。戦争の記憶が急速に薄れつつある今、見過ごしてしまうには惜しい戦争ドキュメンタリーの労作である。

南京 撮影風景.jpg
撮影風景

【作品情報】
制作:松岡環(総監修) 武田倫和 林伯耀
構成編集:武田倫和
撮影:松岡環 林伯耀 武田倫和
インタビュー:松岡環
(2009年/日本/DV-CAM/85分/カラー)

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※クリックすると拡大画像がご覧になれます

開場:18時  開演:19時 
※本編の上映後に45分程度のトークあり(現在、ゲストは未定です。決定次第、当HP上で告知させていただきます)

会場:シアター&カンパニーCOREDO
千代田線乃木坂駅2番出口すぐ右隣のビル地下1階
港区赤坂9-6-41 乃木坂ビルB1
電話 03-3470-2252
http://www.tc-coredo.join-us.jp/

入場料金 当日1,500円 予約1,300円(1ドリンク付き)

* 当日はDVD上映になります。
* 予約は電話、メールにて承ります。下記まで、お名前、連絡先(電話番号/メールアドレス)、枚数をお知らせください。予約にて定員(45名)となった場合、当日券はございません。

主催:映画芸術+シアター&カンパニーCOREDO 企画制作:映画芸術
予約・問い合わせ 映画芸術編集部
TEL:03-6909-2160 FAX:03-6909-2161
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2009年11月10日

映芸シネマテークvol.5の上映作品は沖島勲監督最新作『これで、いーのかしら。(井の頭) 怒る西行』に決定!!

 12月1日(火)に開催される「映芸シネマテークvol.5」の上映作品は、あの『一万年、後‥‥。』の沖島勲監督が放つ最新作『これで、いーのかしら。(井の頭) 怒る西行』に決定!! ポレポレ東中野での公開(1月9日〜)に先駆けての先行上映となります。入場料は当日ワンドリンク付き1500円(予約1300円)ですので、お気軽にご来場ください。

12月1日(火)
『これで、いーのかしら。(井の頭) 怒る西行』
玉川上水を西へ、わずか4時間ほどの散歩の間に作られたこの映画の世界観は希有な輝きを放つ。人間は今どこに行こうとしているのか。沖島勲が示唆するどこまでも柔和な未来を展望しよう。

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演出・出演:沖島勲 撮影:四宮秀俊 録音:川井崇満
出演・編集:石山友美 制作進行:鈴木紳介
YYKプロダクション製作
(2009年/97分/DV撮影)

トーク 
沖島勲(『怒る西行』監督)×稲川方人(詩人・「映画芸術」編集部)

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