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2010年04月14日

映芸シネマテークvol.7 開催のお知らせ

6月1日(火)
 『台湾人生』
 『緑の海平線〜台湾少年工の物語〜』


日本統治下の台湾で日本語教育を受けた「日本語世代」5人の現在を追った酒井充子監督『台湾人生』、第二次大戦中に日本政府の募集を受け海軍の少年工となった台湾の人びとの記憶を辿る郭亮吟監督『緑の海平線』。前者が人物の記憶と感情に寄り添うのに対して、後者は映像、写真、史料を土台に人物の言葉を検証していく体裁を採る。そのせいか、日本と台湾それぞれの作り手が召還する日台関係の歴史は時として交錯し、時として反発し合う。この二作を同時に見ることで、日台関係の戦中戦後史を、そして歴史と向き合うドキュメンタリーのあり方を考えてみたい。トークゲストとして、『台湾人生』の酒井充子監督、『緑の海平線』の藤田修平プロデューサーのほか、テレビドキュメンタリーのディレクターとして活躍する渡辺考さん、そして脚本家で「映画芸術」編集発行人の荒井晴彦が参加。上映作品だけでなく、その後のトークも必見である。

『台湾人生』
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監督:酒井充子
撮影:松根広隆 音楽:廣木光一 編集:糟谷富美夫 
プロデューサー・録音:田辺信道 制作:協映 配給・宣伝:太秦
(2008年/日本/81分/カラー)
http://www.taiwan-jinsei.com/

第11回ゆふいん文化・記録映画祭松川賞大賞・観客賞
文化庁映画賞2008(文化・記録映画部門)大賞

『緑の海平線』
緑の海平線(小).jpg
監督:郭亮吟 
製作:藤田修平 撮影:劉吉雄 音楽:Tibor Szemzo
(2007年/日本・台湾/60分/カラー)
http://www.quietsummer.com/Emeraldhorizon/SEnteringJ.html

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2010年02月17日

映芸シネマテークvol.6開催のお知らせ

3月2日(火)
上映作品『南京・引き裂かれた記憶』


日中それぞれの当事者が一九三七年の南京で起きた虐殺、強姦などの実態を語る証言ドキュメント。この作品を前にして、南京大虐殺の有無を検討することはもはや意味がないだろう。なぜなら、ここで発せられる数々の肉声が、虐殺があったかどうかという問題を超えて、戦争の本質を鋭くあぶりだしているからだ。また、この作品を前にして、映画的な表現の有無を吟味することもやはり意味がないだろう。なぜなら、ここで語っている数々の人々が、すでに映画的な感情を湛えているからだ。歴史の正確な記録を残そうとする作り手のインタビューは愚直なまでに実証的であり、それらの映像をつなぐ編集・構成の手つきにも作為的な意図はほとんど認められない。映画としての創意は乏しくとも、だからこそ逆に当事者たちの証言が真に迫ってくるという逆説。戦争の記憶が急速に薄れつつある今、見過ごしてしまうには惜しい戦争ドキュメンタリーの労作である。

南京 撮影風景.jpg
撮影風景

【作品情報】
制作:松岡環(総監修) 武田倫和 林伯耀
構成編集:武田倫和
撮影:松岡環 林伯耀 武田倫和
インタビュー:松岡環
(2009年/日本/DV-CAM/85分/カラー)

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※クリックすると拡大画像がご覧になれます

開場:18時  開演:19時 
※本編の上映後に45分程度のトークあり(現在、ゲストは未定です。決定次第、当HP上で告知させていただきます)

会場:シアター&カンパニーCOREDO
千代田線乃木坂駅2番出口すぐ右隣のビル地下1階
港区赤坂9-6-41 乃木坂ビルB1
電話 03-3470-2252
http://www.tc-coredo.join-us.jp/

入場料金 当日1,500円 予約1,300円(1ドリンク付き)

* 当日はDVD上映になります。
* 予約は電話、メールにて承ります。下記まで、お名前、連絡先(電話番号/メールアドレス)、枚数をお知らせください。予約にて定員(45名)となった場合、当日券はございません。

主催:映画芸術+シアター&カンパニーCOREDO 企画制作:映画芸術
予約・問い合わせ 映画芸術編集部
TEL:03-6909-2160 FAX:03-6909-2161
メール:eigei★y7.dion.ne.jp (★を@に換えてご入力ください)
posted by 映芸編集部 at 11:35 | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月10日

映芸シネマテークvol.5の上映作品は沖島勲監督最新作『これで、いーのかしら。(井の頭) 怒る西行』に決定!!

 12月1日(火)に開催される「映芸シネマテークvol.5」の上映作品は、あの『一万年、後‥‥。』の沖島勲監督が放つ最新作『これで、いーのかしら。(井の頭) 怒る西行』に決定!! ポレポレ東中野での公開(1月9日〜)に先駆けての先行上映となります。入場料は当日ワンドリンク付き1500円(予約1300円)ですので、お気軽にご来場ください。

12月1日(火)
『これで、いーのかしら。(井の頭) 怒る西行』
玉川上水を西へ、わずか4時間ほどの散歩の間に作られたこの映画の世界観は希有な輝きを放つ。人間は今どこに行こうとしているのか。沖島勲が示唆するどこまでも柔和な未来を展望しよう。

怒る西行1.jpg

怒る西行2.jpg

演出・出演:沖島勲 撮影:四宮秀俊 録音:川井崇満
出演・編集:石山友美 制作進行:鈴木紳介
YYKプロダクション製作
(2009年/97分/DV撮影)

トーク 
沖島勲(『怒る西行』監督)×稲川方人(詩人・「映画芸術」編集部)

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posted by 映芸編集部 at 16:33 | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月06日

映芸シネマテークvol.4の上映作品が決定!!

 映画芸術が主催する上映会、映芸シネマテーク(旧映芸マンスリー)も3年目に突入し、これまで以上に問題提起型のイベントを目指してがんばっていきたいと思います。
 映芸マンスリーとなって4回目にあたる次回の開催日は9月1日(火)。本誌428号の特集「インディペンデントの現在」の番外編という位置づけで、座談会の出席者である井土紀州監督の1998年作品『百年の絶唱』、そして昨年の水戸短編映画祭でグランプリを受賞した今泉力哉監督の『微温(ぬるま)』を上映します。10年ほど前に井土監督がフィルムで撮り上げた作品と、気鋭の若手監督を輩出する水戸短編映画祭を制したデジタルビデオ作品を同時に体感してみてください(『百年の絶唱』は16ミリブローアップ版で上映する予定です)。
 上映後には、井土監督、今泉監督、荒井晴彦によるトークショーを行い、インディペンデント映画の変容について語っていただきます。どうぞお楽しみに。

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posted by 映芸編集部 at 20:00 | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

20周年記念 映画芸術評論賞公募!!

 1989年の秋、小川徹から荒井晴彦へ編集・発行が継承された小誌が、今年で20年目の節目を迎えました。この間のさまざまな困難に対して寄せられた協力者および読者のみなさんの支援に、改めて深く感謝いたします。
 20年目にあたり、協力者・愛読者のひとりA氏から、自身の資金提供による「映画評論賞」公募の提案を受け、ここに「20周年記念 映画芸術評論賞」を広く募る運びとなりました。
 衰退が著しい映画ジャーナリズムの展望を開く一助となるために、闊達気鋭の応募があらんことを願ってやみません。
(※本誌427号より転載)

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タグ:映画批評
posted by 映芸編集部 at 12:20 | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする