映芸マンスリーVOL14
「『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』メイキング」
若松孝二(本編監督)トーク

 6月9日に行われた「映芸マンスリーVOL14」のトークショーには、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の若松孝二監督が登場。革命を目指した若者たちが「あさま山荘事件」を起こしてしまうまでの道のりをドキュメントタッチで描き出した本作は、東京国際映画祭の〈日本映画・ある視点〉部門で作品賞を受賞し、ベルリン映画祭では最優秀アジア映画賞(NETPAC賞)および国際芸術映画評論連盟賞(CICAE賞)をW受賞しました。
 古希を過ぎてなお衰えぬ映画への情熱と、インディペンデント精神を貫き続ける強さはいったいどこから生まれているのでしょうか。焼酎のグラスを片手に現れた若松監督は「映画は学校を出れば撮れるってもんじゃない。志の問題だよ」と熱っぽく語ったり、かと思えば「とにかく客が入ってくれないと困るんだよ」と笑って会場を和ませたり。ますますわからなくなってしまいました。
(司会・構成:平澤竹識、写真:矢吹健巳)

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posted by 映芸編集部 at 2008/08/06 19:11 | インタビュー

『バックドロップ クルディスタン』
野本大(監督)・大澤一生(制作・編集)インタビュー

 山形ドキュメンタリー映画祭のアジア千波万波部門で市民賞と奨励賞をW受賞し、毎日映画コンクールではドキュメンタリー映画賞を受賞するなど、公開前から話題となっていた『バックドロップ クルディスタン』がいよいよ今日からポレポレ東中野にて公開されています。
 クルド人難民のカザンキラン一家に加わるニッポンの圧力。そして発覚する父親の重大な嘘。果たして悪いのは国家なのか家族なのか、それとも傍観者を決め込む自分自身なのか。『バックドロップ クルディスタン』は、監督である野本大さんがその答えを求めてトルコへと旅立つドキュメンタリー・ロードムービーです。そして、この作品はまた、監督が制作のために日本映画学校を退学し、およそ3年の歳月を費やして完成させたという執念の映画でもあります。
 今回のインタビューでは、監督の野本さんと編集・制作を担当した大澤一生さんを迎えて、映画が完成するまでの長い道のりと、映画の裏側に隠された作り手の思いについてお話を伺いました。

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左から大澤一生(制作・編集)、野本大(監督)

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posted by 映芸編集部 at 2008/07/04 00:18 | インタビュー

『純喫茶 磯辺』
吉田恵輔(監督)インタビュー

 前作『机のなかみ』が好評だった、吉田恵輔監督の新作『純喫茶 磯辺』は、さえない親父・磯辺裕次郎と年頃の娘・咲子、そこに現れる何を考えているのかわからない美女・素子を軸に、正体不明の人間たちが集う喫茶店で繰り広げられる、可笑しくて優しいひと夏の物語。今回は更にユニークな人物造形と巧みな構成で、新たな展開を感じさせる吉田監督に、その独特な人間の見つめ方、こだわりをうかがいました。

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posted by 映芸編集部 at 2008/06/29 00:00 | インタビュー

『狂気の海』
高橋洋(監督)インタビュー

 『女優霊』(96)や『リング』(98)の脚本家として、『呪怨』シリーズ(00〜03)の監修としてJホラーブームを牽引する一方で、『蛇の道』(98)や『発狂する唇』(00)などの野心作を手がけ、2004年にはホラー番長シリーズの一篇『ソドムの市』を監督した高橋洋。その最新作『狂気の海』が6月28日から渋谷ユーロスペースで公開される。メジャーとインディーズの枠を越え、ジャンルの垣根を横断しながら精力的な活動を展開する作家が見据える「映画」とは何なのか。その答えを探るべく、高橋洋さんへのロングインタビューを敢行しました。

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posted by 映芸編集部 at 2008/06/21 23:49 | インタビュー

『PASSION』
濱口竜介(監督)インタビュー

 みなさんは学生が撮った映画をご覧になったことがありますか。技術的にも内容的にも拙いものばかりだろうと決めつけてはいないでしょうか。たしかにそうした作品が大半かもしれません。しかし、一般映画以上におもしろい学生映画というものがたしかに存在しています。
 5月24日から渋谷ユーロスペースで始まる「東京藝術大学大学院映像研究科 第二期生修了制作展 GEIDAI#2」。その中で発表される『PASSION』はまさにそうした作品の1本と言えるのではないでしょうか。日常的な男女の恋愛風景と、その中で揺れ動く感情の機微を描いたこの作品は、俳優(演技)、シナリオ(セリフ)、映像(カッティング)のどれを取っても一般映画に勝るとも劣らない魅力を発散しています。監督の濱口竜介さんは東京大学文学部を卒業した後に映画やテレビの現場で助監督などを務めた経歴を持つ29歳。これからの活躍が期待される新鋭に、大学院での思い出や『PASSION』に込めた思いを聞いてみました。

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posted by 映芸編集部 at 2008/05/20 23:21 | インタビュー

シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション
西尾孔志インタビュー

 今年の映画監督協会新人賞を受賞した横浜聡子監督の『ジャーマン+雨』、香港映画祭のアジア・フィルム・アワードで「エドワード・ヤン記念」アジア新人監督大賞を受賞した石井裕也監督の『ガール・スパークス』と、話題作を続々と世に送り出しているのがシネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション、通称CO2という映画祭です。5月17日〜23日までの1週間、CO2がこれまでに助成した作品やコンペの入選作が、池袋のシネマ・ロサでレイト上映されます。そこで今回は、たまたま編集部に遊びに来てくださったCO2の運営スタッフで、第1回のグランプリ受賞者でもある西尾孔志さんにアポなし取材を敢行、CO2という映画祭の特色について聞いてみました。

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posted by 映芸編集部 at 2008/05/05 18:02 | インタビュー

演劇を観よう5
詩森ろば(劇作家・演出家/風琴工房主宰)インタビュー

5月9日から風琴工房による水俣病事件をテーマにした『hg』が上演される。『hg』とは、水俣病を引き起こした水銀の化学記号だ。舞台となる水俣を訪問した詩森ろばさん(作・演出)は、母親の胎内で水銀の影響を受けて生れた胎児性水俣病患者の作業所「ほっとはうす」で、これまでに抱いて水俣のイメージとは全く違う、「水俣」と出会った。その輝きと力強さは、脚本の構成を大きく変えさせるほど、詩森さんの心を捉えたという。
(取材・構成:奥田みのり)


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posted by 映芸編集部 at 2008/04/24 00:00 | インタビュー

『受験のシンデレラ』
武田樹里(脚本)インタビュー

受験アドバイザーとしても知られる精神科医の和田秀樹氏が、「映画を撮りたい」という高校時代からの夢を実現したのが『受験のシンデレラ』です。この作品はその清清しさが多くの観客の支持を得て、2007モナコ国際映画祭で最優秀作品賞・最優秀主演男優賞・最優秀主演女優賞・最優秀脚本賞の4部門を受賞しました。今回は『ランチの女王』や『ひめゆり隊と同じ戦火を生きた少女の記録 最後のナイチンゲール』といった話題のテレビドラマの脚本を担当し、『受験のシンデレラ』が初めての劇場公開作品の執筆となった脚本家・武田樹里さんにお話を伺います。

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posted by 映芸編集部 at 2008/03/31 14:04 | インタビュー

「桃まつりpresents真夜中の宴」
大野敦子(監督)インタビュー

 「ガンダーラ映画祭」や「背徳映画祭」など、最近はインディーズ映画の特集上映が盛んに行われ、そうしたイベントの中から傑出した作品が出てくることもしばしばです。今回取り上げる「桃まつりpresents真夜中の宴」は、そもそも映画美学校の同期だった女性たちが開いた上映会から始まった企画。2度目に当たる今回はメンバーを増強し、上映規模も拡大しての開催となります。参加しているのは瀬々敬久監督の『ユダ』や『泪壺』などの脚本家・佐藤有記、エロス番長シリーズの一編『ともしび』の監督・吉田良子、前作『犬を撃つ』がカンヌ映画祭シネ・フォンダシオン部門に招待された木村有理子などの精鋭ぞろい。というわけで、前回からの中心メンバーであり、普段はユーロスペースで映画製作を担当している大野敦子さんに「桃まつり」の見所を伺いながら、映画界に生きる女性の本音を探ってみました。

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posted by 映芸編集部 at 2008/03/25 13:15 | インタビュー

「アラブ映画祭2008」は3月17日から
石坂健治(プログラム・ディレクター)インタビュー

現在、日本では数多くの映画祭が開催されていますが、映画祭の評価を左右する最も大きなポイントは上映される作品の選択=プログラミングではないでしょうか。世界中で製作された無数の作品から選びだすためには、映画の知識はもちろん、ジャーナリスティックな勘、映画的感性、各国の映画関係者とのつながりなど、様々な能力が要求されます。そんな厳しい仕事を担っているのがプログラム・ディレクターです。石坂健治さんは、国際交流基金在籍中から数多くの映画祭をプログラミングし、昨年からは東京国際映画祭「アジアの風」部門のプログラム・ディレクターに就任、それまでの枠組みと異なるプログラミングで大きな話題を呼びました。石坂さんにこれまでの活動と、最も新しい仕事となる「アラブ映画祭2008」について話していただきます。


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posted by 映芸編集部 at 2008/03/12 00:00 | インタビュー