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2012年09月18日

シリーズ「映画と労働を考える」第4回〈最終回〉
「独立映画鍋」発足インタビュー
土屋豊(代表理事・映画監督)
深田晃司(代表理事・映画監督)
藤岡朝子(理事・山形国際ドキュメンタリー映画祭ディレクター)

 このサイトの記事のなかでも特に反響の大きかった深田晃司さんによる連載「映画と労働を考える」。今年6月、彼がこの連載で提起してきたような問題意識を共有する人たちと共に「独立映画鍋」なる組織を立ち上げた。7月23日には渋谷キノハウスでキックオフイベントを開催、モーションギャラリーと連携したクラウドファンディングのほか、映画鍋講座という継続的な勉強会も始まっている。今後、独立映画鍋はどこへ向かおうとしているのか。深田さんと共に代表理事をつとめる映画監督の土屋豊さん、そして理事をつとめる山形国際ドキュメンタリー映画祭ディレクターの藤岡朝子さんの三人に話を聞いた。
(取材・構成:平澤竹識 構成協力:香川増美、山城敏矢)

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左から、土屋豊、藤岡朝子、深田晃司

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posted by 映芸編集部 at 11:40 | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月02日

『親密さ』
濱口竜介(監督)インタビュー

 オーディトリウム渋谷で「濱口竜介レトロスペクティヴ」が開催されている。本サイトでも取りあげた『PASSION』(08)や、韓国の俳優キム・ミンジュンを主演に迎えた『THE DEPTHS』(10)、被災者の証言を記録することに徹した震災ドキュメンタリー『なみのおと』(11 酒井耕と共同監督)など、この作り手はこれまでにもすぐれた作品を世に送り出してきた。ただ、その実力に反して一般の商業作はまだ一本もないことから、彼の作品を見る機会は限られてきたが、今回の特集上映は未見の観客にとって絶好のチャンスと言えるだろう。
 そして、今回お披露目となる最新作『親密さ』は、劇団員が舞台公演に向けて稽古を続ける日々を描く第一部と、その舞台を撮影した第二部とに分かれ、4時間半におよぶ大長編となっている。この映画は、なぜこれほど複雑な構成と長大な時間を必要としたのか。また、そこで描かれる若者の群像にはどのような思いが込められていたのか。特集上映が始まる前日に監督から話を聞いた。
(取材・構成:平澤竹識)

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posted by 映芸編集部 at 17:38 | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月31日

『こっぴどい猫』
今泉力哉(監督)インタビュー

 ドキュメンタリー『たまの映画』(10)や青春Hシリーズ『終わってる』(11)などで頭角を現す以前から、恋に狂う人々の人間模様を鋭く描いて傑出した短篇を量産してきた今泉力哉が、現時点の集大成ともいうべき130分の長編『こっぴどい猫』を完成させた。「モト冬樹生誕60周年記念作品」と銘打たれた本作は、あえて職業俳優を使わずに生々しい世界を現出させてきた作り手にとっては挑戦ともいえる企画。それでも、これまでのスタイルを崩さずに一貫した、独自の演出術に迫る。
(取材・構成:平澤竹識)

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公開館のK's cinema前にて

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posted by 映芸編集部 at 15:05 | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月18日

細谷隆広インタビュー
川向こうの映画館で(後篇)

 いまや伝説の名画座と言われる、自由ヶ丘推理劇場、大井武蔵野館、中野武蔵野ホールなどで支配人を務め、一部の映画ファンからタコ支配人の愛称で親しまれた細谷隆広氏。彼がそれらの映画館で組んだプログラムはシネマヴェーラ渋谷や銀座シネパトスなど現在の名画座の先駆けとも言えるものであった。その活動は旧作の上映だけに留まらず、自主映画やピンク映画を積極的にバックアップし、イベントを開催するなど広範にわたり、現在の映画界に少なくない影響を与えた。その細谷氏が昨年、長年務めたアルゴ・ピクチャーズを退社し独立することになったので、それを機に三十年以上にわたる映画屋人生を振返っていただくことにした。幼少期からの映画体験や支配人時代の思い出、映倫事件や『靖国』騒動のときの裏話など、その濃密な人生を存分に語っていただいた。お待たせいたしました、後篇です。
(聞き手:磯田勉、稲川方人 取材・構成:春日洋一郎、伊藤宗之)

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posted by 映芸編集部 at 14:04 | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月28日

『相馬看花 −第一部 奪われた土地の記憶−』
松林要樹(監督)インタビュー

 タイ・ビルマ国境付近に留まった未帰還兵を追うドキュメンタリー『花と兵隊』(09)では、取材対象者との交渉過程をカメラに収め、その粘り強く泥臭い姿勢を印象づけた松林要樹。現在オーディトリウム渋谷で公開中の『相馬看花 −第一部 奪われた土地の記憶−』は、震災直後の2011年4月上旬から南相馬市の避難所に入った松林が、被災者と寝食を共にするところから始まる。被災地の異様な光景だけに目を奪われることなく、人々との真直な交わりの中で土地の記憶を呼び起こす映像の連なりは、津波と原発事故が破壊したものと、したたかに根を張り続けるものとを、観る者にそっと知らせてくれる。
(取材・構成:平澤竹識 構成協力:中山洋孝)

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posted by 映芸編集部 at 15:38 | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする