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2011年12月09日

『ひかりのおと』 
山崎樹一郎(監督) 桑原広考(プロデューサー)インタビュー

 近年、インディペンデント映画勢の活躍が目立つ東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門。『ひかりのおと』はそこで注目を集めた作品の一本だ。監督自身がトマト農園を営み、生活する岡山県真庭市を舞台に撮影し、製作過程でその地の人々が多く携わり、また出演もしている「地産地生」の映画。間違っても「ご当地映画」と呼ばれる作品にある疑わしい幸福感は無く、ただし「田舎」の持つ闇に焦点を当てた映画とも明らかに異なる。いわゆる自主映画に散見される「手作り」ということを意識させてしまう脆さと、牛の出産シーンを始めとした「生々しさ」「リアル」という言葉に収まらない衝撃を与える瞬間とを同居させてしまう希有な作品であり、真の荒々しさが本作を見た人の記憶に焼きつけられる。いま本作は、製作された岡山で監督・プロデューサー自身が巡回上映を行っている。来年1月25日から2月5日まで開催される第41回ロッテルダム国際映画祭Bright Future部門への正式招待も決まり、通常の映画の枠に留まらない展開を今後も続けていくことが予想される。
 監督の山崎樹一郎氏、そして積極的な上映活動で注目を集めた『へばの』(09 木村文洋)にも携わったプロデューサー、桑原広考氏のインタビューを掲載する。映画祭での上映を終えた祝宴の席の片隅で話を聞いた。
(取材・構成:中山洋孝)

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左より山崎樹一郎、桑原広考(敬称略)

※岡山での巡回上映への招待券を抽選で2名様にプレゼントします。詳細はインタビューの最後に掲載いたします。
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2011年12月02日

『アントキノイノチ』 
瀬々敬久(監督)公開インタビュー

  新作『アントキノイノチ』の公開に合わせ、11月9日にタワーレコード新宿店で瀬々敬久監督の公開インタビューを行いました。既に11月19日から全国公開されている本作は、心に傷を負った若い男女が遺品整理の職場で出会い、他者との絆、死者との繋がりに気付いていくというストーリー。その物語展開だけでなく、撮影方法や俳優陣の演技など、前作『ヘヴンズ ストーリー』からの連続性が窺われる内容で、いわゆる「泣ける」メジャー大作映画とは一線を画しています。今回は密室でのインタビューではなく公開イベントということもあって、サービス精神旺盛な瀬々監督、真面目な話から笑える話までいろいろなエピソードを披露してくださいました。
(司会・構成:平澤竹識 構成協力:春日洋一郎、小久保卓馬 協力:タワーレコード新宿店)

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トークショーの様子

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posted by 映芸編集部 at 11:55 | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月25日

中国インディペンデント映画祭2011
中山大樹インタビュー

 2008年より開催され、今年で3回目を迎える中国インディペンデント映画祭。近年特に話題を呼んでいるワン・ビンをはじめ、フィルメックス、山形国際ドキュメンタリー映画祭などでも、何人かの監督の作品が上映され、注目を集める中国インディペンデント映画。まだまだ日本未公開の作品が多い中、この映画祭を主催する中山大樹氏に話を伺った。中国におけるインディペンデント映画事情から、映画祭への思いまで語っていただいた。 
(取材・構成:中山洋孝)

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posted by 映芸編集部 at 12:51 | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月16日

シマフィルム「京都連続」シリーズ第二弾『天使突抜六丁目』 
瀬戸夏実(主演)、山田雅史(監督)インタビュー

 柴田剛監督の『堀川中立売』に続いてシマフィルムが仕掛ける「京都連続」シリーズ第二弾『天使突抜六丁目』が11月19日から新宿・K's cinemaで公開される。映画は京都に実在する「天使突抜」という町をタイトルに冠しながらも、その町には実在しない「六丁目」に迷い込んだひとりの青年の惑いと煩悶を、虚実ないまぜの世界の中に描き出す。監督はPFF(ぴあフィルムフェスティバル)の入選経験を持ち、第一回CO2(シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション)の助成作品も監督している山田雅史。現在は、オリジナルビデオ「ほんとうにあった怖い話」シリーズや『ひとりかくれんぼ 劇場版』などのホラー作品を量産してる山田監督が、地元の京都に帰って「35年生きてきた全てを詰め込もう」という思いで撮り上げたのが本作である。近年、『シャーリーの転落人生』や『冷たい熱帯魚』などで独特の存在感を放ち、本作では主演をつとめた女優の瀬戸夏実さんと山田監督のふたりにお話を伺った。
(取材・構成:平澤竹識 構成協力:小久保卓馬 春日洋一郎 中山洋孝)

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2011年09月20日

『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』
大工原正樹(監督)長宗我部陽子(女優)インタビュー

 『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』(10)は、映画美学校フィクション・コース高等科のカリキュラムの一環で、講師である大工原正樹が生徒をスタッフに監督した作品である。主演は高橋洋監督『狂気の海』(06)や井土紀州監督『土竜の祭』(09)など近年は映画美学校での作品にも出演を続ける長宗我部陽子。脚本に『寝耳に水』(00)の監督でもあり、『赤猫』(04)のほか大工原正樹監督作品も多数手がけた井川耕一郎。撮影にピンク映画・一般映画と多数手がけたベテランの志賀葉一。 
 本作は今週末の9月24日より「プロジェクトDENGEKI」と題し、大工原正樹・長宗我部陽子の再び組んだ『純情No.1』、今回の特集のために製作された渡辺あい監督『電撃』など10作品と併せて上映される。この公開を機に、監督の大工原正樹さん、主演の「姉ちゃん」である長宗我部陽子さんに話をお聞きした。
(取材・構成:中山洋孝 取材:春日洋一郎 写真:岸本麻衣)

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左から大工原正樹、長宗我部陽子(敬称略)
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posted by 映芸編集部 at 03:49 | インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする